とても分かりやすい記事を見つけました。
仮想通貨・ブロックチェーンの可能性を広げるためにDICE WALLETが取り組むこと
日本の仮想通貨マーケットの取引高は世界でトップ3に入るんです。でも仮想通貨の知識レベルで言うとかなり低い。そこを埋めたいんです。実際ブロックチェーンを含め技術面の深いところが分かる人が話さないと、先日のビットコインのハードフォーク問題のような誤解を招いてしまいます。正確でないニュースのせいで取引所が止まってしまいました。
「ハードフォーク」は簡単にいうと、仮想通貨の台帳ともいえるブロックチェーンの仕組みを、従来とは違う、互換性のない仕様にかえてしまうことなんですね。実際のところ本当にハードフォークしたかどうかの確認は誰もできていないのではないかと考えられ、「Segwit(=セグウィット)」という対応をしただけ。これは取引の署名部分をブロックから分離して取引記録に割り当て、ブロックチェーンの容量を増やしてブロック数を変えるものです。ビットコインのマイニングをしているとブロック数が変わると分かります。
ビットコインなど仮想通貨の取引がブロックチェーンのブロックに載るには認証が必要です。最大10認証の過程を経ますが認証数はランダムで、その認証を解読するのがマイナー(採掘者)の仕事です。マイナーには一般の人もいて、自宅などで解読してお金をもらうわけです。報酬が少なかったらそのコインを掘っても(解読しても)意味がないけど、ビットコインは価格が高くなって取引が増えたからマイニング件数自体は増えたと思いそうなものですが、実はマイニングフィーが少ないんです。
ビットコインを持っている人が多くても、取引、トランザクションが起きないとマイニングは必要ないので、マイナーはフィーを受け取れないですね。マイニングを自宅でやっている比較的小さい規模のマイナーにしてみたら、コンピュータ代と電気代とその割合が合わない。マイナーと取引所それぞれが受け取るフィーがありますが、その割合や設定はどこも公表してません。自分のところの手数料はいくらですとは言いたくない。マイナーさんが仮に全員いなくなってしまったら、ビットコイン送金システムはすべて崩壊してしまう。実はこれは中央政権、中央銀行のないシステムのデメリットといえますね。
マイナーさんに居続けてもらう仕組みにつながるのが、セグウィットなんです。取引サイズを細かくするもので、たとえば1回の認証を10分割するといった感じなのですね。規模の大きなマイニング工場だとコスト採算があわないけど、個人が自宅でやっているようなマイナーさんにはチャンスになるかもしれない。大きなマイニング工場がたくさんできて、一度はマイニングをあきらめていた個人のマイナーさんたちが戻ってきてくれる可能性がある。
などなど、
とても勉強になる記事なので、必読です。
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