「位置ゲー」開発に革命、グーグルマップがゲーム企業に開放
2年前に発表されたポケモンGOは大きな話題となったが、今後はグーグルマップのロケーションデータを使用したモバイルゲームがさらに一般的になりそうだ。3月14日、グーグルはグーグルマップのAPIを、ゲーム開発エンジンのUnityで利用可能にしたとアナウンスした。
その第一弾となったのが「FourThirtyThree Inc」が開発したゲーム「ゴーストバスターズ」だ。このゲームでユーザーは、ポケモンGOのように現実世界の中でゴーストを捕まえられる。
・観光PRに拡張現実を使うことができる。ロンドンの街中を歩きながら、スマホの中では切り裂きジャックの犯行現場として有名なホワイトチャペルをビクトリア時代の姿で見ることができる。自治体は地元のARアプリを開発してもらうことで、観光客を呼び込める。
・数百年前の街の姿をARで再現し、観光客に見てもらえる。荒れ果ててしまった城や教会、邸宅などの当時の姿を見せられる。
・季節のイベントをARで行うことも可能だ。ワシントンDCの桜祭りを仮想現実で楽しむことも可能になる。クリスマスの時期にARで雪景色を楽しむこともできる。
グーグルは3月19日からサンフランシスコで開催される「Game Developer Conference(GDC)」で、グーグルマップAPIを活用したゲームのデモの公開を予定している。